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沖永良部島物語集 

島の観光物語

№11 島の観光物語 Ⅳ-②

地下の恵み……⇒地底へのいざない

 沖永良部島には多数の地下の世界があるといいます。幽冥界の地下の世界ではなく、美しい幻想的な、自然の作りあげた地下の世界です。

 この島は、サンゴ礁の島といわれ、琉球石灰岩でおおわれています。琉球石灰岩は隙間が多く、そこに二酸化炭素を含んだ雨水が入り込んで石灰岩を溶かして地下の穴ができたといいます。何万年もの間に少しずつとけて、地表に穴が開き、その穴から雨水が地下の石灰岩のトンネルを通って海に流れ込んでいきます。

 こうして石灰岩地域の自然が作りあげた地下のトンネルを鍾乳洞(しょうにゅうどう)といいます。その中でたった一つ、沖永良部の観光地として公開されている鍾乳洞があります。昇(しょう)竜(りゅう)洞(どう)といいます。この他に地下には長い長いトンネルが無数にあるといいます。誰も入ることはできません。専門家が十分調査し踏査して初めて、鍾乳洞の長さや形が分かります。こうして調査された鍾乳洞には名前が付けられています。昇竜洞の他に、水蓮洞・大山水鏡洞・永良部洞・魔氷洞・花面洞・文迷洞・栄元堂などなど。その場所はあまり知られていません。場所を見つけて好奇心だけで入ることは、大変危険だからです。

 現在公開されている昇竜洞は、昭和38年、愛媛大学学術探検部の山内浩教授たちの調査で日本国内でも最大級の長さと美しい鍾乳洞であることが分かりました。全長は3,500mもありますが、公開されているのは600mです。大部分は山内教授たち以外の立ち入りを拒むかのように自然のまま、神秘の世界が地下で永遠の時を刻んでいます。

 山内教授はこの洞窟から竜が天に昇ったという伝説あると聞いたので、昇竜洞と名付けたといいます。その伝説の真偽は分かりませんが、この昇竜洞の美しさは、文章に表現することができません。地下の世界の美しさは、地上の人間の表現能力を超えています。したがって以下に、月並みの紹介をしておきましょう。その魅惑的な美景は、沖永良部観光においでいただき、直接昇竜洞に入っていただき体感してください。

 この鍾乳洞では全国一多彩な鍾乳石が形成されていて、宝石のような美しさがあります。特にフローストーンの規模は国内でも最大級のものだそうです。造形美の優れた場所には「クリスマスツリー」「金銀の滝」「ダイヤの御殿」「銀のすだれ」「横綱の化粧まわし」など、現世くさい(?)が見たら忘れられない名称がつけられています。また、軽く叩くと長さや厚さによって様々な音を出す「音楽堂」があります、などなど。謎めいた話を一つ。この昇竜洞の奥から高貴な方の人骨が発見されました。……これでおしまい。

(文責:えらぶ郷土研究会先田光演)

洞入口 夢の国
洞入口                 「夢の国」
(『40周年記念誌 昇竜洞』より)

 沖永良部島の観光業者
 沖永良部島観光連盟 (0997‐92‐0211 ファックス0997‐84‐3966
 奄美航空ツーリスト沖永良部営業所 (0997‐93‐1700 (知名町知名658‐3)
 山田海陸航空シーワールドトラベル (0997‐92‐1100 (和泊町和泊576‐3) 

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